
長年使っていたMR-4Fの調子がいよいよ悪くなってきて、何が一番悪いかと言えば、やはりディレイラー、中でもリアディレイラーの硬さだったのだ。
特にシフトダウンの際には親指が折れるかと思うほどに力を入れないと変速できない。毎回毎回、坂が来るたびに腹が立つぐらいだった。
それ以外にも、ブレーキのききが悪い、ペダルを逆にまわすとチェーンが外れる、などの致命的な欠陥が色々出てきて、これではさすがにまずいだろうと思って、色んなパーツを交換してみた。
次にあげる箇所、しめて1万2,000円。●前後ディレイラーと前後ブレーキのワイヤー全部、計4本
●チェーン交換
●リアディレイラーを「SHIMANO・ティアグラ」から「SHIMANO・105」に交換。高いんだか安いんだか分からないが、色々あって忙しかったもので、交換作業は自分でやらずに交換は赤坂の自転車専門店に任せてしまった。
で、取り外したティアグラがこれだ。納期は2日。
結果は大正解であったよ。
旧チェーンは思った以上に捻れていたし、ワイヤーの被覆にも何やら色んなものが詰まっていたらしくて、被覆ごと総とっかえしたら、ディレイラーもブレーキも「自転車全体が新品か?」と疑うほど、軽く作動するようになった。
そして圧巻が、105へのディレイラー交換だ。
いっやー、気持ちいいー♪ シフトチェンジがキマるキマる。このスムーズな感触がもうたまらんね。これはきっと「ティアグラ」から「105」へグレードアップしたことよりも(実はティアグラと105の値段差は僅かだ)、少しずつティアグラの中にたまっていった捻れや緩みや欠けなどがみんな解消されたからなのだと思う。結果、平均時速が驚くほど上がった。
これほど暑い昨今、自転車の漕ぎが軽くなることは肉体的なダメージを低減させることにもものを言うと思う。いやいや1万2,000円は高くなかったと思ったね。
ま、もちろん交換の手数も自分でやればもっと安くなるわけだが……。
んでまあ、その外したティアグラをどうしたかというと……。
こういうような時、私はこういうものを決して捨てないタイプの人間なのだ。
よく見るとパンタグラフも歪んでるし、なにより、プーリーがもはや本体と平行になってない(←これが最大のガンだったと思う)。まあ一般的に言えば、単なるゴミだ。でもそのディレイラーを洗剤とディグリーザーで洗い、潤滑油でピカピカに磨き、家のデスクの前の壁に引っかけてある。
ときどき手に持って弄ぶ。
恐らくは数百万回、もしかしたら数千万回、回ってきたプーリーを指でクルクルと回しながら「ご苦労さん、キミは北海道でも九州でも瀬戸内でもハワイでも、そしてもちろん東京都内でずうっと働いてきたんだよな」とか思う。まあ、そんな思いがなくとも、こういう小さな機械、アルミの鈍い光沢には、何か男の子を陶然とさせる魅力が潜んでいるのよ。うひょひょひょ。2004/07/21